明治,大正期における土木工学界の重鎮であり,世界的技術者。 北海道官設鉄道の建設技師。 土木技術者のためのハンドブックの日本の先駆けとも言える書籍。 著者の田辺朔郎は,卒業論文で琵琶湖疎水事業を提案し,卒業後その事業の完遂に当たる。 さらに,北海道庁技師として現在の室蘭本線や函館本線の建設事業を指揮し,後に京都帝国大学工科大学長を歴任する。